みやこうましのお気に入りの歌一覧
紫苑
電網の糸をたぐれば楽の音のひらけて眩しそのさきの君
15
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元円
涼風に背中を押され自転車のペダルも軽い秋の夕暮れ
9
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悠々
ぬくめ酒湯呑まはして肩寄せる假設住宅に冬の足音
16
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半格斎
子等来むと横断歩道に立待ちの旗持つおうなは朝霧にぬれ
26
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河のほとり
たまきはる命の果てと思ひやれ月なき闇の草の住処は
24
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浅草大将
一しほの冷たき風に思ふればわが身も秋もふけにけらしな
16
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陽だまり
不思議だね 父を知らない君なのにふとした仕草教えられたよう
5
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紫苑
秋風に目を覚まししや葉陰なる郁子にほの差す紫のいろ
14
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詠み人知らず
君想ふ 秋の百夜は 温めた 葡萄酒のごと 頬を染めゆく
14
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たんぽぽすずめ。
身に纏う虫らを払い草苅機回す私が侵略者かも
12
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山桃
風吹かばバランスとれぬ綱渡り核廃絶と原発推進
7
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ふきのとう
川べりの柳は誘ふ旅こころゆかたで歩く湯けむりの町
17
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ふきのとう
愛らしき民芸品を手にとればぬくもり伝ふうさぎの絵柄
13
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悠々
リアカーの一台に足る人生を 積んで明日へと牽く瓦礫村
28
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たんぽぽすずめ。
助け呼ぶあなたへ急ぐ百キロが徐行のようで翼が欲しい
8
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恣翁
樟脳は 箪笥に潜む 思ひ出を 引き出すごとく 漂ひにけり
25
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文月郁葉
境内の裏へさらって震えてる胸の金魚をすくって欲しい
39
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陽だまり
缺けた月ゐたはるやうに包み込む薄蒼き雲靜かたなびく
4
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ケンイチ
秋の夜に迷へる風のはじまりは悲しみのうた片月を見ゆ
14
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詠み人知らず
益荒男の畑耕し汗垂らし腕の太きに血脈は浮ける
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