falconのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
街中の灯りが呼吸しています 静かに雨の降りだす夜に
23
もっと見る
みなま
曾祖母は裸足で倒れていたと聞く即死であれと願ふ夏の日
18
もっと見る
日向猫
今日の日を記念日と思ふことなかれ ひとりひとりの命日なれば
38
もっと見る
みなま
いまもなお陽射しの中に佇んで祈る目尻の涙忘れじ
15
もっと見る
浅草大将
夜半に酌む酒の苦さよ苦ければ苦きままにて腹にしみ入る
10
もっと見る
紫苑
きみ征くも泣くあたはざれあるままにあれよとねがふ遠きいかづち
7
もっと見る
紫苑
あやまちを追ふはやすかり仰ぎゐるしろき毒花のなつぞらに揺る
16
もっと見る
たんぽぽすずめ。
父はいま子にお刺身を頼むかと磯の香させて笑ってるかも
9
もっと見る
たんぽぽすずめ。
迷いつつ無駄な小枝を切り落とし作る楓と夏空の隅
21
もっと見る
紫苑
連れだつてドアを出でにし黒アゲハわが道なりに低くひくく飛ぶ
12
もっと見る
あき
甘いとか高かったとか言われても所詮トマトはトマトでしょうよ
10
もっと見る
恣翁
僧坊の濡れ縁抜くる温風に 擬宝珠越しなる庭ぞ声なき
21
もっと見る
五穀米
眠られぬ夜のために本はヒルティー著穏やかならぬ心鎮めて
3
もっと見る
甘茶
人生の苦味渋みも知ったのにまだ珈琲にミルクを入れる
3
もっと見る
詠み人知らず
マルボロを投げてよこしたアイツには俺の秘蔵のジッポをやろう
5
もっと見る
紫苑
しめりゐる潮の香みちて雨もよひ花火の音のさうさうに絶ゆ
15
もっと見る
みなま
空蝉のとまれる枝はそれぞれにことわりありて選ばれしもの
7
もっと見る
芳立
しげからば那智の滝にもなりかねじ麻生の下草ちれる露とて
6
もっと見る
水葉
繰る頁言の葉ひとつ胸に落ち空を見つめて進まぬ読書
6
もっと見る
只野ハル
朝焼け夕焼けデイケア送迎右腕焼け今日も真夏日
4
もっと見る
[1]
<<
38
|
39
|
40
|
41
|
42
|
43
|
44
|
45
|
46
|
47
|
48
>>
[243]