螢子のお気に入りの歌一覧
横雲
淡雪のはかなく消ゆる束の間を花の上にぞ置くはいとしき
8
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横雲
音絶えて偲ぶ心の抱かるる春の夜の夢牡丹雪降る
31
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詠み人知らず
岩清水深山の奥に湧きいでて人知れずともその清らけく
9
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薫智
いつもよりふた駅前で降りてみた今宵三日月眺めて帰る
19
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まるたまる
喧騒の街から帰り家で飲む安い紅茶のやすらけしかな
18
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狭霧
吹く風は頬を刺すとも寒明けの空におぼめく細き月影
12
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たんぽぽすずめ。
ひらがなで書く「しあわせ」の曲線の最後の「せ」から我へ引っ張る
19
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垂々
川べりの体育座りの僕の横とろんぼーんと夕焼けの降る
24
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楓
我が心暗闇の中手探りでもがきながらも答えを探す
12
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聴雨
墨の香のただよふ闇を貫きて雪解に浮かぶ弓張の月
8
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紫苑
わらべしき直ぐを羨しと思ひつつけふも見目よき嘘を重ぬる
21
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悠々
笑みたまふ母のをもかげなつかしく呼べど應へのなきぞかなしき
23
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葉月夏生
永遠に凍りついた心あの日から溶けない雪が降り積もる
7
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さとうはな
あの人を思い続けるかなしさと同じ速度で海に降る雪
24
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ほたる
霙降るわたしの街を抜け出して一駅、またひと駅と近づくものは何
6
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まるたまる
正しくは無いかもしれぬと悩んでも吾の人生を信じていこう
10
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笑能子
巡り来る日々の息吹に背を伸ばし只前を向く唯それなりに
7
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詠み人知らず
あまさかる鄙のさとやま暮れ方は梅こそにほへうすき色させ
19
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はな
間に合うかわかんないけど走んなきゃ だってわたしまだ何もしてない
15
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狭霧
ぶり返す寒さに衣重ぬればむべ着更着と二月を言うらむ
9
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