詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
彼岸花
忍冬 貴方を想ひ 育てつつ 耐えて待つ刻 いつまで続かん
1
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リクシアナ
初蝉の鳴きて褪せゆく古カルテ五年の日々を結わえて清し
17
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KEN
觜に とどめ突かれて 空を舞ふ 蛇のまなこに 寫る我かな
11
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可不可
京マチ子といふ人の羅生門チラ見だけでも自分のブスさ判る
5
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横井 信
霧雨にやさしく揺れるアサガオの花は黙って待つ青い空
11
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横井 信
駅前にひとつふたつと傘ひらく濡れているのは君とアサガオ
9
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青き銀椀
ピアノ曲四季を通して聴くものは時ゆるめたくアンダンテなり
10
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灰色猫
ぽつぽつと降る雨音に織姫の恋を占う水無月の夜
22
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大上
蛙音よ擦る葉音に濕る空梅雨の夜風は土へ吹き抜く
5
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千葉 甫
角曲がる私の前を飛び立った鴉の低く去る音も無く
8
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彼岸花
茜さす 君恋し故 吾惑ふ つれない素振りを 何と思わん
1
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彼岸花
月草の 移り過ぎゆく 秋の日の 君と暮らすは 夢のまた夢
1
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横井 信
降り出した雨をやさしく受け止めて静かに街は動きはじめる
11
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KEN
のふがきを たらたら流す 歌を觀る 雨垂れ踊る ひとよのひとよ
8
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可不可
梅雨らしい予報と共に紫陽花の蔭に再び会える嬉しさ
10
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滝川昌之
一善がうまく伝わり会釈などひとつ受ければそれで好日
23
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青き銀椀
ゆふぐれの暗くなりゆく烈しさにますます降れる梅雨の雨ぞな
7
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煩悩
革命は暗殺されて成り立つと暗殺されたい似非革命家
5
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横井 信
踏み出した頭の上で弧を描きツバメの駆ける夏はこれから
12
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うすべに
夏の陽に透きとおる白 うつむいて月も待たずに宵に散る沙羅
9
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