月虹のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
文明の利器持たずして過ごしなば 不安と不便ぞ差し迫りける
11
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詠み人知らず
目細はしきメタリックなる黄金に 童ら然ぞな喜ぶべし
6
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舞
み仏の御手の内なる短か夜に何を探すや空明けるまで
8
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横井 信
遠ざかる 最終列車 追いかけて 桜舞い散る 街灯の下
17
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恣翁
夕月に 冷たく冴ゆる梨の花 鄙の凄艶 俗離るめり
16
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幸子
心地よいアルファ波を出し美容師はひそやかな髪の声に耳澄ます
8
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只野ハル
また今宵歌の浮かばぬ浮かぬ夜に寂しさ湧かぬと気付き寂しく
12
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舞
ひと色の冬の紅ななかまど朽ちては無惨春の雪へと
8
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桜田 武
起きがけのすべてに勝る飲み物は水だ、原始よりの自然水だ
7
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聴雨
謎かけの心解きたし幼子の抱つこと云ひてサボン玉追ふ
7
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ななかまど
雪煙を巻き上げながら列車ゆく母の背中で遠き光景
6
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千映
ウキウキとしている心詠めなくて力の無さを改めて知る
7
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藍子
お彼岸も母に会えずに寂しくて闘病の空へと手のひら合わす
16
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詠み人知らず
春だからお別れでしょうと泣くひとのハンカチーフのパステル・ピンク
12
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滝川昌之
スーパーの帰路で飲みだす缶ビール呆れる君と見上げた桜
22
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朔夜
細枝に停まる雀に堪へかねてぽとりぽとりと落つる桜よ
5
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横井 信
陽をはじき 朝の冷気に 晒しつつ 新芽は揺れる 山茶花の枝
13
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アガサ
古の恋を結びし梛の葉の 秘めたる力今にしあれば
5
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コタロー
草むらに寢轉ぶ人が春空の飛行機雲のアーチ眺める
4
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コタロー
滿開の櫻の花は人を惹き蟲や鳥さへ鳴かずにをれぬ
5
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