名鈴のお気に入りの歌一覧
横井 信
クスノキの梢をゆすり抜けてゆく暴れる風の音は流れる
9
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萱斎院
影やどす濡るる袂もとく乾して 咲くゆふがほに月ぞ見るべき
9
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はなしのぶ゙
うち寄せる波に指先ぬらしつつなにを追ひかけてゐたのか ひとり
7
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KEN
さめざめと 早乙女葛は 泣ゐてをり 緑の烟る 雨の堤に
8
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び わ
会話する久しぶりに弟と電話のむこう聴こえぬ声に
4
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やまざくら
紫陽花の 藍姫とふ名の 開花待つ 朝夕べの 小さき幸せ
6
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舞
蝉時雨吾れも鳴きたやいく日か生きてた証しそれがなるなら
7
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ケンイチ
家にいる要請、旅に行く推奨、マスク一枚乾かぬままに
8
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ながさき
立正と 安国の旗 共々に 混迷の世に 人間主義を
9
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トウジさん
天と地と 往き来す燕 叶うなら 天に居ます 妻の様示せ
5
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滝川昌之
友か子と飲もうと書棚で熟成のボトルがその日を待ちわびている
15
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ななかまど
こぼれたる種より咲いた朝顔が四十五度に空あおぐ朝
11
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可不可
ニューライフスタイルとか言はないの カタカナ好きな島国なのに
9
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トウジさん
笑み湛う 妻の遺影に 問いかけす 君幸せに できたかな俺
8
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ケンイチ
真夜中に降り積もる雨 暴君と呼ばれる人が夢に出で来ぬ
9
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横井 信
行き先に迷いながらも背の高い草の向こうに雲は流れる
13
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あかつき
片隅に未だ捨てられぬオルゴール 螺子を巻いたら 蓋を開ければ
8
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KEN
射干玉の 炭も殘さぬ 火の穗舞ふ 朱色の花は 扇の形
11
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び わ
お友達囲碁手話短歌それぞれがときに語りて吾を励まし
5
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恣翁
いつだとて 「明日は吉」と言ひし君 いませば 我に何か告げまし
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