名鈴のお気に入りの歌一覧
桜田 武
手鏡に見ゆる我が顔のほうれい線いつの間にか似合いのアクセント
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桜田 武
コロナ禍のマスクに眼鏡曇る忍の日々現世も先の世も見えず
6
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桜田 武
蛇行する川の流れは澱みなく水面に浮世の哀楽映す
7
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舞
重ねきた時を数うかこれからの時を数うかこの一里塚
7
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ケンイチ
さめざめと泣く五月雨を聴きながら毛布を纏ひ本を読む朝
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荒野のペンギン
嬉しくて 何度も何度も 仰ぎ見る いつぶりだろう こんな青空
9
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あかつき
似合うねと君の言葉が染みついて箪笥に眠る淡いブラウス
9
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トウジさん
清冽な湧水流れて滝となり深藍の色滲みて涼し
8
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荒野のペンギン
死なないで お願いだから その命 あなた一人の ものじゃないから
7
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ななかまど
百合の香をたどりて登る丘のうえ民話のなかに曲がり屋は立つ
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あかつき
東京の街の灯りは眩しくて星屑は屑だけを残して
7
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滝川昌之
頂上の 花芽見たくて垂直にヒマワリのぼる登山家の蟻
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樟明子
長雨に彈けしトマト愛ほしくぐつぐつ煮込み私となりぬ
8
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蔓葵
水無瀬川下ゆく水をせきかねてなみだの淵をわたるばかりぞ
7
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蔓葵
あづさゆみ入日を送るひぐらしの声さへすずし蝉の羽衣
6
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あかつき
幸せの定義はいつも曖昧で割り切れぬまま白紙に戻る
8
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うすべに
帰れない田舎おもえば目に浮かぶ 巡礼の背を追うあかとんぼ
9
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はなしのぶ゙
所在なげに吊されてゐるわが喪服 夜道に別れの言葉すてきし
8
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横井 信
まだ夏は遠くにありて晴れてゆく空を見上げて蝉は鳴いてる
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び わ
庭手入れ妻の丹精よく実り蜜柑も柿も枇杷も元気に
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