まるたまるのお気に入りの歌一覧
ケンイチ
国境を過ぎれば俄かに日の差してさういえばと領帯外す
5
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紫苑
蕺草の十字活くれば尼僧棲む窓辺にしろき身をひらきけり
11
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ほたる
ひもすがら誰にも会わず過ごす部屋ノートパソコンかすかに唸る
12
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浅草大将
喉もとを過ぎてあつさを忘るれば明日はあすかの麦の秋風
20
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詠み人知らず
潮辛い涙を流す嬰児に頬寄せ小さな波間は楽し
8
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半格斎
そのときは花に囲まれ果てなんと思ふこのごろ三日月の夜
18
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細井香
簡単に世界を捨ててくれるなと諭す木の花 香り際立つ
5
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たつかわ梨凰
少年の孤獨寄せ合ふため息に夜空で月の淡く溶けだす
4
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たつかわ梨凰
天上の海にはいかなる魚の棲む鱗の如き窓の雨粒
32
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浅草大将
青丹よし奈良井の宿にその名あれば木曽路の秋に訪ねこそ見め
16
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芳立
やくもたつ出雲路ならで八重垣は木曽にぞたてむわが妻籠みに
8
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ケンイチ
カタコトが集ひ俄かに華やげば終はりを知らぬほろ酔ひの夜
9
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ケンイチ
長き日の喧騒も終て霧深き夜は更けてゆく戻らぬ友よ
5
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加祢
如何にしてまもりゆかむやつらきにもたへて残せしご先祖の地
19
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加祢
枕敷くこほりもとけて波もよにゆらぐ心地すあつき夜半かな
23
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falcon
かのときの鐘が岬をわすれまじ原発なくも燃ゆる思ひを
6
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螢子
あっち向きこっち向きする水仙の花はあなたのこころにも似て
10
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紫苑
袂をば払うて浄き身ならむと思へど袖に雪ふりやまず
19
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ほたる
なにもかもあっさりと捨てる妄想に囚われている曇天の午後
13
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庭鳥
「にゅるぬるを食べてやるから」ジャスミンの昔の鉢につるむら移す
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