舞 のお気に入りの歌一覧
野々花
こんなにも優しい花が咲くことを初めて知った朝の散歩道
16
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秋日好
生垣の陰で弦楽四重奏耳欹てる庭師と教師
18
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夢士
ワルナスビ雨が降ろうと降るまいと花を開きて元気はつらつ
9
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佐藤水村
何もせで我れひとり座す道の端道行く人をしばし眺めつ
3
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へし切
浮き舟に波間ただよふ吾が身かな寄る港なく漕ぐ櫂もなし
31
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恣翁
咲き出でて 御寺の庭を焼き尽くす カンナの赤は 劫火思はす
20
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いわなおいびと
三日間会話なき社を退社して客なき酒屋の主人と語る
9
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只野ハル
三人の洗濯物を畳みながら物悲しい思いが湧いてくる
12
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西村 由佳里
やわらかな小学生の声がする休みに入った夏のグランド
6
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秋日好
温室の花の間の二人連れわざと無視して鉢替え続け
12
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萱斎院
寝もやらず明くるを待ちたる朝影に なぐさまむとや残るあかほし
10
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へし切
夕べには萎れて散らふ命とて木槿の花は凛と咲きけり
21
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たけくらべ
夏色に染むる乙女の夕まぐれ湧き立つ雲も紅く照り映ゆ
15
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恣翁
欄ゆ臨める水に 月映り 蓮咲きたり 夢見るごとく
14
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葱りんと
終わりかけてる 今日一日に感謝する ありがと可もなく 不可もなく 良
12
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呉竹の憂き節
世の中を夢と現と知らねどもよしや身ながらとめはつるかな
6
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桐生賄
次男坊 タラコ作りも 体験し 二晩寝かせ 食べ頃明後日
13
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只野ハル
重機が家を壊しているのを見つつ我亡き後を見た気になる
10
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朔夜
背の丈のヨシの河原に横たはりわたしもいづれ埋もれてゆくか
3
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絮谷新
白南風の渡る芝生に水撒きて二羽の揚羽の舞ひし微睡み
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