千映のお気に入りの歌一覧
恣翁
春の夜の 草を枕の仮臥しに 月影冴えて葉の裏を透く
19
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へし切
待ちのぞむ花のさかりはかりそめの憂き世に春の久しかるべき
31
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麻
ちよ紙にれんげの花をさし染めて折り折り祈るつつがなき世を
15
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リクシアナ
剃髪も厭わずと選る終の道みやげと許す紅い花櫛
11
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桐生賄
麗らかな 日差しに映える レンギョウに 「希望」を託し 君に贈るね
13
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詠み人知らず
景色飛ぶ朝ののぞみの指定席 シャツに残った 昨夜の余韻
18
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リクシアナ
水面には日ごとに増える白鳥の泡沫を抱く藍の優しさ
14
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詠み人知らず
金目鯛煮付けて食めば目が合いてありがとうねと手と手を合わす
17
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沙久
この世には知るべきことがたんとあるまだまだそうまだ行け行けさあ、行け
10
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沙久
「おかしゃん」と甘えん坊なパッツンの二世は未だ、おらずと嘆かれ
5
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灰色猫
春の午後 恋するように 窓際で 風に吹かれて 詩集読む君
40
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舶女チェルシー
爪先に早咲き桜忍ばせて手紙を書けば恋も速達
11
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林林
夢のよな あなたと話すひとときに渡しそびれたお土産ひとつ
23
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舞
面影はあまりに淡く追憶に今こそ気付く恋であったと
18
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有賀亭小太
ゴッホの黄ユトリロの白マティスの緋フェルメール青のえのぐください
5
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雪柊
君がいる 感謝の花を嫁ぐ日に花束にして君に渡そう
19
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林林
切なさに耐えきれなくてまっすぐにあなたの瞳見つめられずに
18
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コーヤ
巡りくる季節の色を織り成して歩みゆく路歌に詠み置く
17
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へし切
歳老いてひとり病む身の哀しかり寄る人もなく甘えもやらず
26
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本能寺
春の宵 一人の部屋に帰りきて ため息ついて風の音を聴く
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