名鈴のお気に入りの歌一覧
横井 信
ただ風の通り過ぎてく食卓をやさしく飾る些細なニュース
1
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江儀
家ごもり一日机にむかひゐてふみ読みふける楽しさもてり
2
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水紫
帰り道覗いて見えた君の顔手の代わりに傘振りぬ笑ひぬ
2
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片井俊二
梅雨入りのニュースは流れ紫陽花が色鮮やかに視界にあふれ
1
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KEN
幾片と笹井を埋めて澪固めやがていつかは青のさす竹
3
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舞
さざ波を起こして消える何気無い風の音みなみそひとつ文字
2
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あゆか
気づかずにわがパーカーにアイスつけママを探しにいった五歳児
1
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うすべに
当直と知ってか知らずか同僚が消さずに帰った廊下の明かり
2
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里香
言の葉に からめて捕らえる ささやかさ ちいさな笑みも 忘れぬように
2
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樟明子
長雨の明けぬ朝に贈り物大きく開く南瓜の花
6
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原磯絵馬
これからも惑うだろうにこれまでは老いでないとは四十路はじまる
4
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弥栄成就
リハビリに 君を連れ出す 花散歩 紫陽花愛でて 心もカラフル
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はなしのぶ゙
青き季の記憶の中に入り行けば亡き人となりし友ら佇ちくる
4
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横井 信
緩やかな朝陽のかおる夏草を踏みしめて行く濡れた足音
14
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みのる
樹の蝉も草間の蟲もともどもに梅雨間かすめて鳴き始めたり
4
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KEN
降り初めし 雨の音色の 形かな 鵯上戸が まなこに落ちぬ
10
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び わ
それ逃げろ引くのも一手時により出来る事なら負けないように
6
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夏深
足音に集まる口の騒がしさ朝の水面を赤く彩り
4
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夏深
この雨じゃ流しきれなき哀しみあり傘を忘れて駆けだすけれど
6
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トウジさん
まわりから 人去りぬこと 多かりし 歳重ねれば 必定なりかは
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