名鈴のお気に入りの歌一覧
横井 信
目の前のトビラの開く駅毎に静かに浴びる蝉の合唱
13
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舞
目覚めくるあしたに旨し青空と大地の間よりいでる朝の気
7
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樟明子
雨の音響くばかりの日々のなか海に歸れと囁きを聞く
8
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葭堂
夜の駅 夜行列車の行先に 故郷を見つけた 時代過ぎ去る
5
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西村 由佳里
ずぶぬれで走っていたのが嘘のよう空晴れ渡り風がそよ吹く
4
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ななかまど
田の畦の夏草刈ればさっぱりと心たのしく夏風とおる
12
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灰色猫
せめてもの償いとして大切な日々を綴った手記を破ろう
8
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灰色猫
擦りむいた傷の分だけ英雄になれる気がした少年時代
10
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灰色猫
充電をするかのように太陽を浴びつづけてはひらけひまわり
10
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灰色猫
生き方をひたすら添削した後にもはやわたしがわたしではない
15
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滝川昌之
貼り付いた裏地が足を鈍くして雨だか汗だかその両方か
19
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艸介
静けさや ふと手を止めて窓を見る 蝉時雨なき空は夕立
7
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可不可
向き合ふと火照る頬は隠しても 暑苦しいよね マスク
9
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みのる
遠隔の画面に倦めり われらみな罰されしごと独房にあり
2
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うすべに
雨を追い夏つれてくる東風 まだ雲まとう峰駆け上がる
7
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樟明子
大粒の涙零れる別れの日どうしようもない悲しみの空
6
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樟明子
手洗ひの歌を作りてご機嫌の一日すべてわくわくの子よ
10
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樟明子
叶はないほどに煌めく星々はきつと誰かの魂だらう
6
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葭堂
告白に 上手く言えずに 断った 長い廊下で すれ違う気まずさ
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はなしのぶ゙
耳朶を冷たき風が通り過ぐ見送りは今日もここまででいい
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