御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
へし切
侘助は こころに灯る灯り花 一輪挿して 君を待ちわぶ
11
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へし切
北風に 揺れて愛しき枯れすすき ゆっくり登る老いの坂道
9
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ななかまど
雪下に静かな力湧き出でて福寿草はや春の膨らみ
11
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うすべに
風が泣く 時雨の去った雲の間に見えかくれする冬の狩人
7
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凌霄花
雪あかり宮の回廊風の舞冬花凛と朝日に眩し
12
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詠み人知らず
イブの夜も更けてはたりと風は凪ぎはるか上空鈴の音を追ふ
13
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夕桐
吹きすさぶ冬の薔薇に色なきも澄ます心の中に幸らめ
12
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茂作
ゆく年を速きと思ふ年の暮れ 戀しき友に逢ふことも無く
13
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茂作
いつもより長湯となりぬ冬至かな 不揃ひの柚子二つ浮かべて
15
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萱斎院
ちどり鳴く佐保のかはらの冬草の ながながしよぞこころ枯れぬる
8
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恣翁
前をゆく犬 見返せる傘の内 小雨煙れる師走の街に
10
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凌霄花
雲間より覗く冬陽の弱々し山茶花落ち花そっとそのまま
12
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へし切
寒き夜は 何時もにはやく臥処へと 孤独の眠り 冬のはての日
11
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茂作
冬枯の花なき園に幼子が 拾ひて翳す小さなもみぢ
15
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詠み人知らず
てのひらに包むうつわの湯を揺らしそのゆらめきとぬくもりを食む
11
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萱斎院
めさむれば霜おく袖に ありあけの月かとぞみる冬のあかつき
7
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詠み人知らず
向かひ合ひ仄赤き火をまさぐりて奪はれぬやう想ひを繫ぐ
12
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へし切
陽だまりの温もりひとつ 夢の中 この珈琲が冷めないうちに
10
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恣翁
露に手を濡らし 侘しき朝の陽を湛ふる庭に 菊を剪る女
12
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舞
たなごころ まず湯気の香を いただいて 染みる温もり 朝の味噌汁
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