さいおんのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
読んでない本を数冊積み上げてお月見団子のごと夜長分
15
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詠み人知らず
海の音に 耳を疑う 耳鳴りに 潮風奪う 青い春の日
5
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トウジさん
朝焼けのうすら色染む夏空に占いたくなる恋の通い路
9
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ななかまど
八月尽 暑き日射しに日時計は秋の気配を刻まずに立つ
22
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KEN
淺霧の 鏡におぼろ 女郎花 隱せぬ昨夜の 翳り見るかも
15
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御茶ノ水 啓太郎
秋や来む雲間に月の影見えて小萩が丘に風わたるなり
13
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御茶ノ水 啓太郎
ひとり寝の袂に宿る月影はうら憂き夜半の友にぞありける
9
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へし切
虫の音は託言がましき夕暮れに 未だしも吹かぬ秋の初風
16
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柾木理花
わたのはら漕ぎいづる舟の波の跡は恋しきひとの水茎ならむ
7
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里香
古来より 物思わする かの月に 足跡つけし 人のごと成れ
11
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しきしま
秋来ぬと人はな言ひそひたぶるに恋ひて空しき山のもみぢ葉
9
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恣翁
皮は未だ青みを帯びて 秋鯵ぞ 玉虫色に光りたりける
12
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敦希
三十五度 でも繋いでたい君の手を 尽く点く囃す祭の仕舞い
12
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灰色猫
水色の羽をもつらむまぼろしのせみを食して月へ帰らむ
14
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杜鵑草
花に舞ふ蝶の行く方見しのちに空を眺むる我ぞわびしき
11
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杜鵑草
異國にあらぬ憂き名の流るれば磐城の海人や甲斐なかるらむ
9
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杜鵑草
薄めつつ流せるみづに陸奧の海もあやなき名ぞ立ちにける
12
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ぜんまい時計
むらさきの 房ゆ垂るる あまの水 消ゆるを惜しみ しばし手に受く
8
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アシタカ
カーテンの隙間から射す月光は老犬の毛を青白く映ゆ
6
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仙人の弟子
晩夏の夜 窓開け放ち 秋虫の 歌に聞き入る ありがたき日々
7
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