詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
赤石仙人
バス停で佇み待てるつかぬ間に木枯らし吹ゐて身ぞ凍えゐる
9
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詠み人知らず
仮り住ひアパァト二階からでも隣の庭木の秋の色々
7
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石川順一
葉が落ちるユスラや柿と常緑樹千両万両南天の木
11
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石川順一
千両や万両の実と南天も赤い実が成りさなぎが一つ
19
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西村 由佳里
胃袋に重しを入れたような日々やっと過ぎ去り空がおいしい
11
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滝川昌之
差し出したカイロ代わりのコーヒーを君の小さな両手が包む
30
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千映
ありえない額縁から虫出てきたと父の異変はその時始まる
12
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詠み人知らず
気持いい夢ほど朝日に飛び去って墨汁みたい執念い悪夢
6
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詠み人知らず
朝の息しろく濃いほど着重ねてバッグも抱へ人波とび込む
10
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詠み人知らず
手袋は暖かいけどウタノワの頁ひらくの面倒くさいな
6
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吉野 鮎
通るたび汚されてゆくうらぶれたポリボックスの赤き座蒲團
16
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千映
憧れたあなたに会えぬ寂しさを同窓会で希望かなえて
10
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千映
水茎という焼き物にカイツブリ琵琶湖ブルーに可愛く映える
17
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inosann
「さくれるな」とおどけてみせる父を見てふざける吾と母が笑いき
18
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近江の人
朝刊の冬の配達ありがとう吹雪にならぬといいけれど
6
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近江の人
朝刊を広げる匂いと紙の音朝一番の楽しみであり
5
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び わ
待つという言葉の意味を実感す年相応の自分がそこに
9
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舞
いち葉のひらりと落ちて暮れる秋酒も静かに影と語りつ
16
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石川順一
風呂に居て四十一度は妥当かと三十七度を四度上げたり
9
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とはと
萼に触れ引いて傾き柿の実は父の話に頷き戻る
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