KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
霊園の卒塔婆鳴らして涅槃西「母さん、今年の花見えますか」
19
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藤久崇
君が樹の 我に舞い降る 言の葉は 一枚とても あせぬとぞ知る
23
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へし切
海棠はまだ咲き初めの 実のごときつぼみは 風に戯れており
22
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松本直哉
芋ひとつころがる納屋のくらがりの手負ひの鹿の風雅な眸
7
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恣翁
湯帰りの 濡れ手拭ひをぶら下げて 紅き蕾の孕むを見たり
21
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もみじ☆彡
そらにみつ 大和をわたる 花信風 今ぞ来なむや 桜をのせて
17
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行宮偏(仮之名)
青空に夢の泡沫 三つ昔 市営団地に 灯火いまだ
6
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行宮偏(仮之名)
寂とした空間をただ一心に先へ先へと 残雪の原
21
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灰色猫
生きること生き抜くことの切望が一夜の夢の病床にあり
21
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灰色猫
託されたものがあるはず託しゆくものがあるはず生命ならば
17
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灰色猫
まだ君に僕の居場所はあるのかな幼い恋の遊戯だったね
15
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灰色猫
許されて許し合いつつ生きてゆく嘘も誠も心のかけら
22
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へし切
さくら花一輪とても咲くは咲く数に寄えて開花せずとは
21
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横井 信
晴れてゆく朝の霞に飛ぶ鳥を眺めつぶやく春のあこがれ
16
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藤久崇
零るれば もとにかえらぬ 水なれど 立つ床ばかりは 清め磨かむ
11
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滝川昌之
靖国の標本木に花二輪 前夜祭なりチューハイ二缶
26
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香月
過ぎてなお想ふ愛し君思ひて在りし日をゆく道のまにまに
8
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藤久崇
うらの水 流ればせめて みな底に なずめる闇の けがれともども
14
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へし切
早蕨の萌え出づる野をむらさきに春を彩るつぼすみれかな
21
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うすべに
水仙のほほえみ消えた佐保川の ふくらむ蕾 空をせばめる
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