詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
花よりも莢を見ている人ばかり えんどう豆はジレンマに咲く
21
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詠み人知らず
書きたいと思える気持ちそのものが何にも勝る豊かさなのだ
12
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町田
世界にはあたしひとりと泣きたくもダメだ工事の音に阻まれ
10
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町田
霊長類玉座猫足 家猫は飼い主の脚 王のよに座す
1
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灯
仕事あり 母の日祝えず 心残り ご飯は少し 豪勢にする
10
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詠み人知らず
ドアホンが鳴り損なった事だけの掌編を少し読んで貰えて
3
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詠み人知らず
長いこと一人遊びで過ごしては己を抱いて終えて仕舞って
6
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石川順一
はつなつの新樹新緑風薫る若葉が光る母の日に居る
16
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秋日好
日本語が破綻している書きたくないものを書いてる丑三つ時に
11
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幸子
遅咲きをものともせずに山茶花の今を盛りと春を壽ぐ
34
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夢士
つばくろの雛に黒影よぎり去り雛のこえ無くなくつばくらめ
14
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詠み人知らず
カラフルに咲き渡りたる薔薇邸 目に沁むまでの香に包まれり
13
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KEN
皐月尚冬を抱きし白檜曾の根あけの花は雪より白く
14
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詠み人知らず
我もまた土より出でて名を宣らば薫風に咲く花とならまし
10
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詠み人知らず
正午すぎ5月の窓を開きつつ閉じた眼と聞く月の光は
4
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詠み人知らず
薄あおのマットに寝そべり風受けて女神の愛撫を身に落とす午後
7
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滝川昌之
ベランダを見上げて気持ち良さそうな五月の風なら干されてもいい
19
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舞
通勤の地下鉄の窓老いてゆく男がひとりオレを見つめる
11
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詠み人知らず
言あげて鳴き交さねど時々は覗き見たまふ君に安らぐ
8
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詠み人知らず
謙譲の美徳と言ふや 客たるに 謝りながら買い物する人
4
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