横井 信のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
むらきもの 心をうつす言霊の 三十一文字に代ふる歌びと
2
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恣翁
漆黒の海の上の星冷たきを 夜気に温みし潮の香ぞする
19
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広葉樹
緑釉の盛り込み鉢の口縁欠けて円味に添える剥ぎ柚子となる
9
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ななかまど
静かなる老いの道行き思わせて寒夕焼けに淡き影立つ
19
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へし切
身内には 子供手当を早々に これぞ見事な 元祖 親ばか
12
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わかばみち
入り混じる哀れと焦り門前で泣き叫ぶ子を引きずるしかなく
10
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なりあきら
夕暮れは 雲の果てまで もの想う 過ぎ去りし日を 恋い焦がれつつ
7
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舞
母は子を 子はその母を 子供なり「そこ滑るよ」と 思いやりつつ
17
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詠み人知らず
児の作り持ち帰りたる鬼面 虹色巻き毛に眉の優しき
25
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び わ
昼食にホテルで妻と食事するほのかに漂う茶わん蒸しの香
8
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茂作
夜もすがら話す今宵の物語り 時にとぎれて虎落笛聞く
17
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草木藍
緩やかな時の流れる喫茶店道行く人をぼんやり眺め
8
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夕夏
どんまいのかずひゃくろくじゅうよありてあのぶろぐよりまじましかとぞ
2
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夕夏
きたかぜのふきすさぶふゆもひざしはあたたかでありはるがみぢかに
4
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うすべに
にきたまにひたすら祈るしおさいの 歌の代わりのちんちん電車
10
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滝川昌之
鉄球が山荘を打つ浅はかな熱量があった昭和にも俺にも
15
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詠み人知らず
明星の明くる朝の梅が香に 誘はれ出づる我が身なりけり
3
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詠み人知らず
たくづのの 白きをかぶる嶺上の 照りて目映ゆき丹澤の春
4
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波端
久しきを影と踊りしわれなれば影をや人と覺えたりけむ
9
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ななかまど
山茶花の花散り始む胸底に言わず過ぎたること積もりおり
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