紫苑のお気に入りの歌一覧
恣翁
雪のごと 白く広ごる沙の上に 降り注ぎたる月 霜に似る
25
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花撫
黒いローファーのかかとが踏みしめる干涸びた蝉が落ちたこの昼
5
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みなま
妖しと伝えられしはその多くがマイノリティであったかなしさ
16
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三日月
中秋の名月で繋がる日本中 月見バーガーきのこ入りを待つ
6
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浅草大将
恨めしや月をなみだに逢ふこともなかつ秋ふる雨の幾とせ
8
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大埜真巫子.
書店にて 舅が買ってくださった 短歌専門誌 大事に開く
14
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みなま
円なる今宵の月にきみをみるいかなるあかりも消せよこの夜
16
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みやこうまし
電線に落ち葉色した雉鳩が風に揺らされ頼りなく鳴く
16
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恣翁
寒々と 池に落とせる水音の 聞こえて来らむ 夜も更けぬれば
19
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恵
モヒートをくしゅっと混ぜれば香り立つ我の横にはもう君は居ぬ
16
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車男
週に二度便にまみれた尻さらし拭いてもらいぬ浣腸の日は
10
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松本直哉
性転換終りし君のかすかなるむねのふくらみみればかなしも
4
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へし切
淡紅の芙蓉の花のはかなきをかさねて偲ぶ妹が面影
26
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舞
学生の街には夏を惜しむかに驕る若さの繚乱として
9
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車男
一年の数日のみは夕陽射しモニタの奥を黄金に照らす
8
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車男
ミュートせしトランペットの曲流し窓の青空しばし見ており
14
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みやこうまし
介護者の家族の会でリラックス 人に言えない愚痴こぼし合い
15
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みなま
さてどんなお化けがでるか特高か人に成りたいベムベロベラか
8
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松本直哉
亜麻色の髪のをとめのあまき頬接吻して言へり尼寺へ行け
6
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みなま
色足袋に夢二好みの銘仙のきつつなれにしつま夢見たり
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