falconのお気に入りの歌一覧
南 瑠夏
白い手で石榴を裂くその人はこの世の破戒を知り尽くしたり
3
もっと見る
五穀米
子守唄歌えその詩に一滴の寓意もなしと知らぬふりして
7
もっと見る
片井俊二
白シャツにスイカの種と思いきや テントウ虫に愛される朝
4
もっと見る
inosann
敗戦で葬られし真実のあらんか戦勝国がつづりし歴史に
15
もっと見る
たんぽぽすずめ。
昼過ぎに朝露消えてねじ花となりし朝顔 美しきかな
13
もっと見る
白亜
落ゆる汗のちひさき斑はや失せぬ 小路の影のいよよ深しも
11
もっと見る
遠井 海
久々に汗の噴き出す猛暑日のこのTシャツの錆臭きこと
6
もっと見る
詠み人知らず
日露戦争から墓石に刻む先祖様盆にはこの指とまれーーかーえーろ
2
もっと見る
ふきのとう
我が家には自慢するものなけれども家族のぬくもり それだけでいい
13
もっと見る
みやこうまし
紅く映ゆ九条池面の百日紅 孤閨に泣きし武子偲ばす
11
もっと見る
みなま
亡き夫と誕生月が同じ娘のもの言いたげな目が胸をうつ
18
もっと見る
詠み人知らず
こんなにも 空を見上げて前を見て そんな自分を 褒めてもいいよね?
4
もっと見る
紹益
青々と 瑞穂育む 水田に 涼を求めて 白鷺ぞ飛ぶ
13
もっと見る
inosann
海からの上がり来る風に佇めば五時の時報と蝉時雨降る
12
もっと見る
村上 喬
休日の午睡の後の気怠さに「うたかた」などとうそぶいてみる
15
もっと見る
紫草
親指のつけ根にうっすら透けて見ゆ紫の血管どくどくと鳴る
15
もっと見る
ビビ
雲ひとつ無い今日の日に悼むのは雲の真下で潰えた命
15
もっと見る
みなま
きっとその街の朝も暑かろうまだ見ぬ坂の長崎の丘
14
もっと見る
只野ハル
種類を変えて二度も核兵器を使うなど許される筈がない
4
もっと見る
紫苑
亡きひとの魂をおくるか水いろのてふ一頭のまふ長崎忌
14
もっと見る
[1]
<<
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
|
41
|
42
|
43
|
44
|
45
>>
[243]