Proverbeのお気に入りの歌一覧
横井 信
すっきりと雨のあがった夕暮れにぼんやりしてる三日月に雲
15
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へし切
忍び寄る波の怖さも知らずしてなほも強いるか有観客を
13
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灰色猫
なぜだろう初めて聴いた音なのに恋へと落ちる音がするのは
10
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滝川昌之
サイレンは雷鳴ごとく敗退の高校球児の涕涙を告ぐ
18
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ななかまど
予報士が太平洋の高気圧おおきく描けばむき出しの夏
11
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横井 信
半袖のシャツのまぶしい雨あがり暑い日を呼ぶ一陣の風
11
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滝川昌之
なきそうな 梅雨残る空 浅き蝉 どちら鳴かすも 雲行きしだい
11
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ななかまど
詠うとは心の揺れる小さきことあさがお滑るひとつぶの雨
9
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朝比奈
物色の挙句贖う書店にて人生二度目の古語の辞典を
14
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へし切
唐突な玻璃の窓打つ雨音は 午睡のたのしみ 夢 覚ましけり
16
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へし切
何だろうね!うっかりだとは思うけど開催国を間違えるとは
14
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滝川昌之
冷蔵庫 搬入搬出 ゴリラたち その腕っぷし つたない敬語
14
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ななかまど
祈る事日増しに増えて祈るしか出来ないことよ異常な気象
10
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滝川昌之
ユニセフか盲導犬のリタイヤかランチ削った投げ銭を選る
14
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ななかまど
青ばたの豆腐を買いて良しとせん一人留守居の今夜の肴
11
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ななかまど
ひとり来てあれこれ思う珈琲の香りのなかを豆を擦る音
10
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滝川昌之
一吹きでヒマワリ畑にかしましい娘らごとき夏風を聴く
16
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へし切
さびしさは人のこころに巣食うものひとり侘びては枯淡を味わう
15
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恣翁
低き椅子の背に 危ふげに腰掛けて パジャマの儘に 朝刊を見る
11
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滝川昌之
まだ重い南風に気配を残しては列島上下に惑う前線
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