桜田 武のお気に入りの歌一覧
灰色猫
見返りのない愛ばかり望むのに天秤ばかり気にするぼくら
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灰色猫
空色と緑の青さに安堵して水面によれば翡翠のひかり
8
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Proverbe
枝先に行かねば食へぬ 熟れし柿 危うき橋も一度は渡れと
13
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Proverbe
分別も過ぐれば愚へと返るなり 中庸にこそ徳ぞ有りなむ
14
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滝川昌之
いつか跳ぶ 未だに俺は助走中 助走のままで朽ちるとしても
13
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滝川昌之
陽ざしには春の気配の寒の日に「太陽の季節」惜しまれて逝く
13
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ななかまど
いつしらに話題は尽きて珈琲のうつわの底のいびつな四国
10
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滝川昌之
冬の底もう上がるだけと強がれど新たなひびが指先チクリ
11
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灰色猫
もしかして短歌は昔あんちゃんが新たに生んだゲームなのかも
7
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ながさき
母親の かたきの虎に 似た石に 向かひて放つ矢 石をつらぬく
8
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ながさき
無償にて 検査キットを 十億個 配布するとは さすがバイデン
8
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ながさき
年老ゐて いまさら氣附く こともある 今ゐる場所が 終の棲家と
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へし切
先急ぐ人も寡黙に 大寒の朝は 息も真綿のごとく
13
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茂作
古里の春まだ遠き畑の雪 掻くれば覗く清白の緑
13
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横井 信
明け方のちょっと欠けてる月あかり車の屋根も真白にこおる
10
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へし切
災害は年年歳歳ひどくなり まだまだ知られぬ自然の脅威
12
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灰色猫
樹々たちと風を食みつつ呼吸する吹雪に味があることを知る
13
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灰色猫
焼死者の数の多さに生きたいの逃げれぬ声が今も聞こえて
10
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Proverbe
震災後 ひと月を経て もらい風呂 骨の芯まで 有りがたかりし
19
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Proverbe
日常に ほぼ復すまで 数か年 ぐち云ふ宛てなく 默して務む
10
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