五穀米のお気に入りの歌一覧
紫苑
ともすれば溺れてしまふ花ひとつ掬へばたなそこのあたたかし
3
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ふきのとう
朝露に濡れるかえでに日の射せば蜘蛛の架け橋金色になる
13
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律春
三十一文字じゃ足りないこの想い あなたにとっては充分「重い」
1
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恣翁
雨に濡れ 黒く光れる機関車ゆ 蒸気の白く足元を這ふ
21
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恣翁
秋風の吹き 白くする綿の花 過ぐれば一路 紀州に到る
19
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inosann
暑かりし夏を思わせ彼岸花細き枝の先紅く燃えて見ゆ
5
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恣翁
誘はれて 他人顔なる月仰ぐ我は小さき螽斯かも
17
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恣翁
夕風の吹きて 水面に細波を走らせ プールはひっそりと在り
30
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詠み人知らず
蟻のように土に貼りつく家家を さもしいなどと誰も云えない
12
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詠み人知らず
大風よ人の汚れを吹き飛ばせ ついでに夏を海へ押し出せ
13
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みやこうまし
今暫し生きよと賜う命かな 病の癒えて 生きる意味問う
19
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詠み人知らず
彼女とは情意の波が逆位相 打ち消し合って何もなくなる
21
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紫苑
いつの日も手にするたまは白いのかきみ平然とひきがねを引く
19
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ふきのとう
すずやかな虫の音ひびく夕暮れに涼風ありて秋の訪れ
10
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ふきのとう
夕焼けに虫の音ひびく晦日は郷愁つのる母の命日
19
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詠み人知らず
千年も愛した人を氷室から取り出したるもケッコンしてた
8
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高見澤マツノ
光る雲ひと時だけの鮮やかさ貫き見てる駅前の塔
5
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岡本歩
超現代社会生存感想欄「みずのなかではいきができない」
9
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紫苑
半欠けの月よみを抱くここちしていま生まれくる水の中の環
11
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浅草大将
師なくして辿るまねびの道行きも護れよ和歌の三はしらの神
11
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