あそびくものお気に入りの歌一覧
河のほとり
憧るる心の果てもむなしくて春は三月の空の澄むかな
13
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明応
寢たきりの父の姿は悲しきか生きる意味に我立ち止まる
11
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詠み人知らず
屋根こわれ電灯こわれ歯もこわれこわれ続きに心もよわる
15
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紫苑
気色なす隘路か西洋美術館いづれば眼に陽のやさしかり
4
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なり
ほんとう の ことを教えて 悪いとか正しいとかは いらないからさ
8
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浅草大将
辿りつつ若草の香をかぎろひのもゆる春野のうらら日の道
13
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しづく
バスタブであなたの肌を思い出しうつむく先にあかいつまさき
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只野ハル
知っている街の知らない屋根の下君は元気でいるのだろうか
13
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聴雨
春の野辺ひと雨ごとに青芽立ちひと風ごとに花は紅さす
15
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ユーカリ
きみのいる町の空気を吸えばふときみいろになるわたしがあるく
5
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七色コイン
可愛くて賢い犬に涙雨 天に召された聖なる骸。
13
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詠み人知らず
同窓会で好きだった女性の横におり 「好きだった」とは言わない美学
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ふきのとう
黒色に別れを告げてパステルのブラウス胸に鏡に映す
10
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もなca
乳飲み子をあやす笑顔のやさしくて 大切なものは時に目に見ゆ
5
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紫草
泣く私じっと見る猫目があえば 額を寄せ合い感じる何か
18
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光源氏
わかれ路にひとり臥したるしののめの忘れざらざる有明けの月
14
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みやこうまし
御所の内小鳥の声の増えきたり木間を洩れ落つ春日匂えり
8
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紫苑
ひととせの惑ひを負うて流れゆく雛の顔は笑うてゐるか
10
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もりもり
幼いと思っているのはバーバだけ孫の成長うれしや寂し
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詠み人知らず
なるようになるさなんとかなるさって空気を頬で切りながら行く
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