澤木淳枝のお気に入りの歌一覧
海苔衛門
芳しき 伏せたる花は 名も知らず摘むすべも無い 胸ぞ苦しき
5
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海苔衛門
雨が降る 葉を打つ音は ひたすらに君は知らずや 眺むる我を
8
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海苔衛門
長雨の白壁染めてなお繁くしづ心無く降りかかるらむ
7
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紫水大夫
たましひが彷徨ひたきとささやくる はるか白神ひとひらの雲
10
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きりあ
鈍色の空より落ちる六弁の花よおまえは何が悲しい
59
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きりあ
探そうかただきみだけを幸せに導く四つ葉のクローバーを
14
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きりあ
母と聽くお吉の末路徒花の咲ゐて雨降る路地裏の道
14
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きりあ
鎭魂の九段の母は今何處散つた櫻の花瓣に問て
7
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水島寒月
円やかに日なたに寝ぬる黒猫は我れの暮らしを哀れむならん
4
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光源氏
つのりゆく月夜に濡るるつまなればつかの間の夢露と消ゆるまで
20
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光源氏
君がためあだなる頼み聞きたれば末の松山あはれにこえなん
13
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浅草大将
言の葉を常盤堅岩に茂らさば身はうたかたの露と消ぬべし
21
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聴雨
ぬばたまの黒髪に君ゆび絡め唇うばふ疾風の如く
20
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光源氏
とがむれど花たちばなのかげろひにありと見ゆらむ霞渡れし
14
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光源氏
歌ふかみ露とも知らぬ君が戸にたえだえかかる戀の玉水
12
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平 美盛
夢追いて 浮世を一人 彷徨えば 我が成す事を 誰ぞ知らんや
18
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浅草大将
なのりその名も聞かぬまま夜は明けて辛き別れの後朝の時
15
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詠み人知らず
新しい恋ではなくて友の情恋の傷口塞いでくれる
9
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詠み人知らず
転んでもタンスに小指ぶつけても泣いたりしない全力中年
15
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笑能子
茅葺の屋根あたたかく音包む人も総ての環の中に在り
4
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