灰色猫のお気に入りの歌一覧
雪柊
「寒いね」と外套脱いで団欒の家族の顔に心暖め
16
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雪柊
年輪を重ねた幹に咲く歌は我の歌より かくも鮮やか
14
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コーヤ
もみじ葉は風に舞い散り庭一面ただただ紅く地面染めりて
16
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コーヤ
九人の元気な孫の笑顔見て命の力湧き出でてくる
13
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富鴨
寂しさの意味も知らない方々が病んだふりして腰を振ってる
6
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雛乃
意味もなく伸ばしてたはずの髪の毛を切るタイミング見失ってる
5
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雛乃
もうすこし夢を見てたい まだすこし現実からは目をそむけたい
6
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詠み人知らず
月光に 廃工場と雑草が ごくごく短期の 無常を語る
14
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柏木 月
下校して母が玄関お出迎え「おかえり」の次は「塾遲れるよ」
5
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柏木 月
翳り日に茜指す頃聲響くご飯だからと母の呼ぶ刻
8
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和草
ありがとう 我が手を握るしわくちゃのあなたのように 私も死にたい
21
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車男
シナプスの一つ一つを断ち切りて 過去も未来もなくせればいい
9
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花撫
民族も国も言語も信仰も「カワイイ」意識の前では無力
5
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林林
会いたくて 鼻がじぃんと赤くなる僕はトナカイ サンタは君ね
17
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まつり
冬なのにノースリーブで決めているマネキン マフラー巻いてあげるね
4
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己利善慮鬼
日の照るや洗濯物を眺め居て幼女のような白ぞ麗し
6
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夏恋
直前の絶不調を抑えたはふいに唱えた般若心経
11
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野々花
帰らざる日々を数えて歌うのはマイナー過ぎる恋歌ばかり・・・・
17
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桐生賄
夢目指し 大志を抱け 少年よ 十五の春の訪れ 信じ
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桐生賄
「頑張れ」は 我が家は禁句と 義母は言う 分かっているが 口から出るのね
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