灰色猫のお気に入りの歌一覧
本能寺
三日月を伴に歩けば冷え冷えと 夜風吹くなりきぬかけの路
21
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只野ハル
脚止まり肉塊と化す母支え歩いてと声をかけ踏ん張る
13
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只野ハル
左手の親指も割れ絆創膏が二指になりため息ふたつ
12
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只野ハル
日曜日車椅子二台はあれど一人で押せずに家にいる日
20
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野々花
母さんの形見の指輪はゆるゆるでどの指はめてもクルクルまわる
15
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Cてふ太夫
背徳の妖しき炎に身を焦がしのたうち回った若き日々遠く
5
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Cてふ太夫
昼夜無きICUの片隅で機械に埋もれて生きる父居り
18
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あふひ*・○・*
舞鶴の大海原と父の手と微熱浮かされ夢に見るのは
11
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コーヤ
移りゆく季節の彩り花もまた楽しみつ過ぎ心豊かに
16
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コーヤ
娘ごの微笑み見せる山茶花の静かに揺れる姿見つめり
15
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葉多村集光
前日は仕事の無さを嘆けれど翌日多忙くたくたになる
4
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千映
みちのくに長き住みたる吾の耳に関西ことばの早く聞こえる
18
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詠み人知らず
一年を隔てて父が集めたる 正月にさえ 帰らぬ家族
23
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林林
喪中葉書 受け取る方の身に何も起こりませんよう祈りつつ書く
17
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らぷみ
恋ではない 恋ではないがやはらかき声を風呂場で思い出す人
7
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らぷみ
あの人が何十人と死んでいる妄想だけが息づく車内
4
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右島絵莉
あしひきの山住む鹿は泣き暮れぬ我のこころとともに鳴くめやも
5
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桐生賄
エメラルド 我の誕生石だけど 高價だからと 畫像で我慢
9
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右島絵莉
白妙の霜が降りたか住む家に草も枯れるか嗚呼冬が來た
4
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野々花
水溜まり幾つか残し雨あがり今日は一日穏やからしい
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