falconのお気に入りの歌一覧
文麿
流れ星願ひ祕めつつ見上ぐれどつれなき空に降るは蟲の音
17
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恣翁
投げ出せる裸の脚に 掬ひたる砂 所在無く振り掛くる君
20
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毒島
ぺろりと舐めたアイスの蓋をテーブルに置く君の仕草につられる視線
1
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ひろちゃん
いかりても もどらぬままに ときとまるくによくらしよ ひびをかえして
4
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ひろちゃん
防護服 着て默々と 二千人滿タンタンク 埋めぬ
1
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inosann
客先でもらいし冷たき缶コーヒーあてる額に蝉時雨降る
13
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みやこうまし
かなかなと杉生の陰の虚ろさに檄をとばしてひぐらしの鳴く
14
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夏恋
ふと想う君の母上いかがですその後解らず別れたきりで
4
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たんぽぽすずめ。
逝く母へ逢えぬ悔やみが拭きたくて年に幾度も墓前へ立てり
17
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只野ハル
絶えることなき汚染水一度事故るとこうなると分かったはずだ
4
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只野ハル
噛んだらアカンし舐めてもアカンと錠剤を手渡しお母んに言う
6
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只野ハル
噛まないようにと新人アナに言うように錠剤を飲む母に言う
13
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紫苑
日に焼けしセブロンの書を読みかへすえ知らぬひとの死を悼みつつ
6
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あんて
ネイルカラー 集めて集めて ゆびさきに 咲かせたかった はちがつの夢
6
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詠み人知らず
ここ三日冷たい茶漬けで生きている 粗食 草食ふらふら歩む
13
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銀ねず
なでおろす胸も起伏のあるほうがもっと安心するのでしょうが
3
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紫草
産廃の施設建設反対ののぼりはためく里を寂しむ
15
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詠み人知らず
真昼時。時計に追はれ走る宅配ドライバー、パンなど齧りて
3
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五穀米
海ゆかば戦いに臨むひとむらの民草にこそ正義はあらめ
4
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しりか
青深く庭に色沿え桔梗咲く狭き世界に楽園の夢
3
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