庭鳥のお気に入りの歌一覧
一
あなたへと綴る手紙の冒頭に「空が青くて、だから」と書いた
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沙枝
Tシャツは残酷である軽やかに私の体のすべてを暴く
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ビビ
「年下の子」でなく「男」と気付く夜 顎の付け根の髭のざらつき
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藍鼠
ゆううつな雨の家路の今日さえも電車はいつもどおりの運行
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れお
「産廃場建設反対」その旗もやがてゴミになり誰かの街に
8
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加祢
考ふるをしばしとどめて見る花は去年にもまして白く美しき
13
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えいひれ
君出会い君と語りしこの四年永遠の別れをしみじみ想う
7
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螢子
早緑のやはらかき葉を揺らしつつ列車は向かふビル並ぶ街
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螢子
桜散る月夜の晩に君思ひ挽歌を歌ひ恋歌を詠ふ
8
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螢子
両手ひろげ憩ひの影を伸ばしてはヒマラヤシーダー人を誘ふ
14
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舞
ひとひらの銀杏緑葉手に取れば陽に艶やかに夏の香ぞする
11
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芦原直也(仮)
凍りつく池の真中に置き去りの枝は紅葉という掌を挙げる
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鷹雪
自販機にコーヒーが落ちる音がする ビルのランプが赤く瞬く
8
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みづ子
「プロポーズ待ってるからね」「ふだんから言うてるやんか」そうだったんだ
7
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浅草大将
言はずとも匂ひありせば口なしの花の思ひを聞く人もあれ
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チェリー
年収が愛の深さと思うなら君、行き給え カニカマの夜
2
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紀湖
食べかすの付いた皿を戸棚から出して洗う 母の居ぬ間に
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安奈
五百円募金してくれたのはホームレス 一円募金したヴィトンのおばちゃん
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猿ノ丞狂介
誰がために鳴る鐘にしもあらなくにその音を聞けばまづぞかなしき
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さくら咲月
さくらばな 我忘れるなと 切に請ふ ひととせ巡りて 相まみえるまで
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