葛城のお気に入りの歌一覧
名鈴
物病みに はかなく消ゆる 時にさへ 思ひ絶えざる 愛しき背子
11
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茂作
古き日は都と呼ばれ青丹よし奈良に角ある托鉢の僧
13
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河のほとり
いかばかり悲しきことのありとてや声ふり立てて蝉のなくらむ
12
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河のほとり
道の辺の木の下ごとに過ぎ憂くて急ぐを知らぬ夏の旅かな
13
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河のほとり
変はらざる光のままに大空を昔にかへす夕月夜かな
12
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音弥
何波まで来るか襲撃ウィルスの危機にようやく覚醒の感
8
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名鈴
大浜の 波に隠るる 片つ貝 よくも掬はる 汝が掌に
10
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名鈴
夜の間に 打ち混じりたる 二つ香も 飽かぬ別れに 薄らぎにけり
6
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名鈴
入りやらで 見送る君の 橡の 袖に今また 掻き抱かれたし
11
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へし切
此や此の生くも死ぬるも別れ路の命の綱なる細き蜘蛛の糸
15
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橘
扱いも不充分かな日本語のなんでもかんでも「まじヤバい」とは
14
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ななかまど
固まりて水面の浮きを見る人は何を釣るのか時を止め居る
14
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千映2
秋めいた風に当たれば膳メニュー味噌汁一番旨しと思う
6
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ひげじぃ
鈴の緒を取りはずされし拝殿へむかう回廊ひぐらしの啼く
9
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緒川みるな
笑笑と 笑ひながらも 押し寄せる 見えずの敵に かゆきかくゆき
4
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緒川みるな
三度目の 地獄の沙汰も これまでと 三途の川に 咲く地獄花
5
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緒川みるな
ゆく夏を 追ひかけるやうに あかあかと 川面を染むる 天界の花
11
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び わ
涼しさに散歩の足が良く動く季節の変化止めるもの無し
8
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KEN
呑み殘す 酒の匂ひを 搖らしをり 弓月の明かり 窓より忍び
12
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橘
枯れゆきし枝を支柱に絡めつけ芯まで赤らむアイコトマトは
11
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