詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
みやこうまし
八十五膝の締まりの弛緩して歩く姿がひどく気になる
11
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コタロー
登校の黄色の帽子見送つて家へと入る女性のゐたり
6
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コタロー
青空に巨大な雲が居坐つて我の自由も獨り占めする
5
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コタロー
眞白な晝間の月が昨夜から僕の心を鷲掴みする
8
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煩悩
きみこそがぼくのまぶたであったんだ海岸線で小雨をのみこむ
8
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工藤吉生
他人への刃がクシャミしたせいで自分の胸に、ほら刺さってる
5
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詠み人知らず
人ほろび崩るるゴチック・カテドラルさながら蒼き牙むく氷柱
9
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灰色猫
湖になれないままの水たまりキングになれないスライムみたいで
12
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灰色猫
ひらいてはいけない桐箱ひらいたの私も箱も空っぽだったの
14
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灰色猫
こちらからあちらになります天運を確認できる地雷原です
17
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へし切
消えあへぬ日陰の雪を恨みても春はふふみて足踏みしおり
21
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滝川昌之
陽だまりをスズメに譲り目を細め老婦はいつの冬を見つめる
37
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千野鶴子
ありふれた言い方するなら君は月満ちても欠けても光輝く
6
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夢士
雪解けて出会ひし花の名を問へば星の瞳と応え微笑む
19
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詠み人知らず
置き去りにされた気持ちになるくらい この場所の時間は 私に無情だ
11
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詠み人知らず
進む人 立ち止まる人 走る人 その背中越し 世界は生きてる
14
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詠み人知らず
普通から逸脱したとて 人なのに 同じ人だと 云ってはくれない
8
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詠み人知らず
隅っこに 詰まってしまったゴミの中 私の心も 混じって捨てらる
10
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夢士
春立ちて風の匂ひやほんのりとやさしさ含む雪解けの庭
17
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詠み人知らず
新生の私になったと 胸を張り 鏡に映る 元いた私だ
8
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