ほたるのお気に入りの歌一覧
加祢
街中に咲く秋桜はささやかに行き交ふ人と風に揺らげり
22
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半格斎
夢おぼろ屋根のトタンに雨だれの拍子定まり二度寢入りする
17
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沙羅
言葉にはできぬ想いを胸に秘め咲くコスモスにさだめを愁う
14
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三沢左右
花の名を知らない僕の掌の中の花をあなたの名前で呼ぼう
109
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まるたまる
「こないだも雨だったね」と微笑めば「雨もいいね」と君は答える
29
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螢子
竹垣に沿ひて並びぬゼフィランサスその白き花に彼の人思ふ
10
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芳立
いくたびも固めしこころことごとく崩れてあすやたばこやむべき
15
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青木健一
藍色の地球サイズの鳥かごもあなたにとって束縛ですか
15
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でくのぼう
賢治さん月天心に輝きて銀河旅する吾を照らしをり
13
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村木美月
激しさと憂いを秘めた仏像の華奢なる肩に君重ねつつ
14
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まるたまる
お母さんあなたが女工と呼んでいた仕事を我はしています
16
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逢
ロックしたままの自転車 この場所で足踏みしてる僕に似ている
9
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逢
僕たちはいつもどこかが欠けていて 月みたいには埋まらずにいる
10
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浅草大将
早々と白旗揚げて愛国紙からくれなゐに染めてくれとは
11
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まるたまる
ぬばたまの夜を震わせてベル鳴れば砂漠の巣穴に沸き出す住人
12
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沙枝
育てかた間違えたかと思う夜ひとり飲みたい店は休みで
5
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螢子
回る寿司幾度回れど食べられぬ干からびてなほ回る哀しび
9
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螢子
天辺に紅き葉一枚揺れてをり秋はそこから始まっている
21
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紫苑
涼風にいろを変へつつもの思ふ夏の形見か小さきあさがほ
19
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聴雨
雲隠る今宵名月きりとりて三十一文字にいかにおさめむ
12
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