KENのお気に入りの歌一覧
青き銀椀
われかたれにか渇きし声で犬吠へる町一丁を過ぐる夕ぐれ
9
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詠み人知らず
悠久の歴史ははるか城跡に戦国武将の夢の錚々
10
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吉野 鮎
繭籠り愛しみの絲紡ぎ織る苧環空繰る風の音沙汰
10
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吉野 鮎
蛇の水張田渡り曵く水脈のゆふるり田面の空を亂せり
9
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詠み人知らず
ふわふわのヒナ愛らしい掘割に銀の雨降る柳は若緑
12
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滝川昌之
浮き出した干潟でカニは海鳥につつかれぬよう潮まねきおり
14
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灰色猫
筍をひとつ掘るたび母を呼ぶ赤子の声が響く竹林
22
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由縁
今日のわれ 救うことなど できぬはず カサブランカの 甘い芳香
5
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コタロー
鳥たちは餌を啄み田に降りて我はそれ見て歩みを止める
9
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コタロー
眞紅なる薔薇は艷やか馨るるも近づくほどに棘が邪魔する
6
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コタロー
五月晴こんな良い日は逃さずに氣持ちいい程眠つてやらう
13
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へし切
降りやまぬ雨はなきとて世の中の身を知る雨に今日も泣き濡れ
19
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恣翁
寝不足の眼に泌むる 朝の気は 無量のはりを含みたるかな
15
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まぽりん
ほろ酔ひに身を任せゆく宵道の心地ほがらに月かたぶきぬ
24
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横井 信
歩くのは人より遅い僕だから踏みしめてゆく柔らかな土
12
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つゆふみ
地上とは前人未到のじっけんば深海か宙(そら)にいるのねアナタ
6
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つゆふみ
目も耳も 捨てて生き抜くアナタなら触って 食べて 嗅いで この歌
6
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つゆふみ
こいのぼり 育ってくれたそれだけで君も いつしか なりなよマゴイ
5
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滝川昌之
汗ばんだ腕が隣に触れぬよう おじさんたちに吊り革の夏
14
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横井 信
かわず鳴くひびきは遠く月あかりやさしくそよぐ風を見つけた
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