たけくらべのお気に入りの歌一覧
けら
枝揺らし遊ぶ小鳥のその軽さ そよ吹く風に乗れるくらいの
11
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野々花
庭先の日溜まり奪い咲き競う 梅の匂いに解けゆく心
13
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舞
滾ぎる血も今は夕陽を眺むのみ老いる残滓の身を持て余し
13
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朔夜
滿ち潮と引き潮の波たゆたへて月の肥えては削ぎ落としたる
2
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七井
金蓮の蕾む爪先黒髮のをとめの眉根のうつくしきかな
6
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あふひ*・○・*
青春を注ぎ込み今朝も紅をさす総ては京の都の為に
16
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コーヤ
冬枯れの 朝陽射したる 金柑の 黄色鈴生り 眩しくひかる
26
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リクシアナ
巡礼に似たる心の恋の枷 水面に小花 死せるオフィーリア
12
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まろ
伊予柑を剥く左手の指先は最初に春を味はふ器官
13
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詠み人知らず
燃え尽きて消える焔は儚くも埋火に残こる熱き火種よ
25
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舞
冴え月の夢にも白き汝の影に貴女を偲ぶ如月の頃
17
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舶女チェルシー
チョコレートみたいな甘い春包みバレンタインに咲く沈丁花
8
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ゆりこ
要らぬもの削ぎ落とすほど覚悟なく冬立ち去らず見つめる刃
13
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千映
別名が地獄草とは土筆には袴取る指胞子で黒ずむ
17
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へし切
天知らば地知る吾知る他人も知る悪事をなせば知らぬものなし
35
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夢士
如月の下弦の月に導かれ逝きて歳月十七回忌
21
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野々花
カラカラに乾いた心痛ませる泣けないままに吹き寄せる風
5
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恣翁
音を立てで 針を噴くがに飛ぶ雪や 陽に閃きて枯れ枝に咲かむ
17
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リクシアナ
雪明り祭りの子らも家路つく広場寂しき日曜の夜
15
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炭酸水
ぬばたまの夜空を駆ける獅子の星地平に聳ゆビルを従へ
8
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