灰色猫のお気に入りの歌一覧
林林
午後三時きのう「絶交」した友とおやつの海苔を分け合う少女
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桐生賄
乾燥のし過ぎでしょうか 私の手しわしわ、まるでおばあちゃんの手
9
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桐生賄
パックリと 割けてしまった 指先に クリーム塗り込み 念力送る
8
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夢士
小春日の午後の静かな裏通り落ち葉カサコソ一人歩きす
14
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矢車菊
ガラス越しきみのくちびる読みしとき言葉に灯るたましひを見き
14
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矢車菊
雪が降る 日に日に好きになっていく きみに心を閉ざしたままで
14
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みやこうまし
「母ちゃん」と大きな声でいつも呼ぶ 妻であること忘れし妻に
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へし切
小春日の長閑けし午後のひざ枕 夢の名残りの温もり哀し
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桐生賄
シクラメン 和名が「豚の饅頭」て意外 華麗なお花なのにね
8
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夢士
朝の陽を浴びてほっこり鬼瓦トンビとまりてピィヒョロロ
14
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矢車菊
言霊は宝石よりもうつくしく残酷であり永遠である
11
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矢車菊
ことばには表しきれないものもあるそれでもぼくは詠いつづける
11
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千映
ヒット打つリトルリーグの児の顔も日の暮れ早くはっきり見えず
9
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矢車菊
つぶやきがこぼれてしまわないように集めて歌に繋いでおこう
16
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千映
今冬のはじめて食べたきりたんぽ鍋三人五本で丁度えがった
9
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千映
散歩道足の下には団栗が拾われぬままきっとこのまま
10
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恣翁
すきま風に 炭の火勢の朱鷺色に 霜に染まりぬ 冬来たりなば
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舞
西行の歌一首あるふるさとを何時か歩まん妻とそぞろに
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詠み人知らず
お握りを焼いてコートのポケットに 風が冷たい 手があたたかい
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詠み人知らず
むば玉の 夢ぞとしりし 別れより ふたたび君を おもいしのばん
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