横井 信のお気に入りの歌一覧
秋蒔こむぎ
ただいまと言いかけそっと声潜む寝息がふたつ父子同じ顔
11
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ながさき
鳥が啼く ほかの一羽が 合はせ啼く 重ね合はせて さへずりうたふ
10
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舞
春初めし通学の道子どもらに混ざりてゆけば若草の香
12
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なりあきら
久方の のどけき春の 曙に 今年はじめて 鶯が鳴く
8
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び わ
十二年経過し未だ傷残り自然の猛威神仏を越え
7
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茂作
土手に咲く河津櫻を先に見て 早めに濟ます春のお彼岸
17
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秋蒔こむぎ
清水の舞台から飛び降りるとしても決断は朝の光の中で
7
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里香
ゆらめいて きらめき広がり とめどなく この手届かぬ 海の木漏れ日
15
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うすべに
花かおるおぼろ月夜のしろい蝶 闇をいろどるふいのおとずれ
14
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滝川昌之
花曇り切り裂くごとく舞い上がるヒバリは春の美空を追って
18
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ななかまど
黄金の卵雪崩れるオムライス比類なきかなこのときめきは
19
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鞘森天十里
身延より来たりし枝垂れの先やはく咲き出したるぞやれ羅生門
4
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へし切
いたづらに 幾夜を寝つる日日並べて あとなき空を尋ね侘びぬる
19
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舞
草臥れた旅人の絵の夕焼けを眺める背なに敗北は無く
7
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詠み人知らず
たちそむる 陽炎のさし薄らかに いろづきて見ゆ緑き山いろ
3
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茂作
黄水仙 路のかたへに花咲きぬ 折りていけよと誘ふ如く
18
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び わ
朝日浴び紫陽花元気芽を出して枝に輝く緑の模様
8
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卓
僧堂に 風は吹き抜け 静寂も 何かを求め ただ座るのみ
7
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KEN
默祷に 自ずと語る 十二年 内に永らふ 魂逹と共
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里香
我を見て 波の音を聞け 今日の日を 思い起こせよ 潮騒ぐごと
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