紫苑のお気に入りの歌一覧
恣翁
歳月の世を促すに 竹林寺 靄の籠むるを惜しみつつ過ぐ
23
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みやこうまし
酒飲めぬ我には歌とう美酒のあり 読んで酔ったり詠んで酔ったり
20
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みやこうまし
我が歌風幾首詠んでも定まらぬ三十一文字の三十一文字よ
15
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車男
わが裡の澱を掬いて日にさらし旨味煮出して佳き歌にせん
9
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みなま
お互いの間についに一枚の布もへだてぬあなたであった
18
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芳立
しらつゆもおぼえざりけりあやまらぬ朝日が西にのぼりこむとは
16
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松本直哉
寝もやらでとばりあくれば須磨のうみやみをこがしていさりびの燃ゆ
5
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車男
畑には真白きキノコ生えており ふと笑い死にしたくなりたり
9
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浅草大将
久かたの甘き匂ひにわが酔へど秋にうれひの実も一つなる
11
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詠み人知らず
四七抜きの笛の音かなし境内の銀杏の瘤に 口づけをする
5
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只野ハル
夜の静寂が思い出させる過去ヘッドホンで遮って眠る
10
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車男
コオロギがテナーサックス追いかける長夜の部屋に歌を詠むわれ
8
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みなま
夫勞ふ歌ながむれば失ひし日々思はれる紡錘の月
14
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詠み人知らず
途絶えてく家系を揶揄した訳じゃない敬老の日アレキサンドリア
3
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村上 喬
韻文と散文の差を確かめるスーパーフラット響かぬ夜は
10
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芳立
ふりながらいづれものちと見ざりけりみちびきたまへさきに往く友
11
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へし切
恐がらず歌を詠むべしうたのわの励ます友のこころ信じて
30
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参田 三太
老いて荒れ 山野に還る 地方線 列車は走る ただ義務的に
3
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紹益
青空が 続くだけでも 嬉しいと 身近な幸を 噛み締め生きる
25
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たえなかすず
ああきみはサイダー越しに微笑んで時代のようになっていたのか
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