紫草のお気に入りの歌一覧
大野 冨士子
称賛も蔑みもない部屋に在り なんちゃって並みに 爪は隠さず
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大野 冨士子
ぼくの絵は枠をはみ出てしまうから 唯一きみに 塗らせておくれ
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大野 冨士子
期待され大人になって落胆の 散弾浴びて 引きコーモリに
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大野 冨士子
初恋の源流にある欲求を 美しく盛る 理性のスキル
41
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只野ハル
こんなわずかな衝撃に耐えられず割れてしまって失くしたものに
20
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灰色猫
僕たちはだれでも確かな道しるべ未来を示す指先を持つ
18
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inosann
病院を手つなぎ出で行く老夫婦を涼みつ眺める順番待つ吾
21
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び わ
無事介護すませてほっと椅子にかけふわりとゆれるカーテンみつめ
9
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工藤吉生
悲しみはリュックサックを背負うのか背負って昼の電車に乗るか
5
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むらさか
嫌いとか腹が立つとか憎いとか そのふるさとはきっと「大好き」
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千映
静寂の中に聞こえる洗濯機音聞きながら予定反復
11
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まあさ
災害は現在進行形ですというアナウンサーの言葉が重い
19
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千葉 甫
自らの影より黒い揚羽蝶白い陽ざしを横切って行く
7
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西村 由佳里
もしゃもしゃの毛に守られて動く目と見つめあうとき犬小屋狭し
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滝川昌之
香ばしい麦茶を煮出す隣家には絵日記用のアサガオが咲く
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ななかまど
気持ちよく牧草ロールころがりぬ広い大地を読点のごとく
8
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わび助
友人の「雨やだな」には頷かず新しい傘クルクル廻す
7
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沙久
仕事してその他の事に没頭し君を忘れてしまいたくなる
17
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灰色猫
十代は恥ずかしいほど素っぱだか終わりはいつもひとりぼっちだ
17
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び わ
太陽を向かへて花の咲きておりマツバボタンのあどけなさかな
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