名鈴のお気に入りの歌一覧
艸介
人に聞きし道を歩みて迷ひけり 傘も忘れて夕立に泣く
11
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横井 信
いつの間に月はあんなに高くまで 流れる雲に落ちた雨粒
14
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KEN
月明かり 染めて結ばむ 露草は 形留めぬ 性を愁ひつ
12
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青き銀椀
きらふかな雲に隠りて望月の見へぬものあとけさやかに思ふ
13
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みをつくし
ガラス割れ薄闇の中四半時 煌めき見えし隣町の灯
23
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ななかまど
ゆく夏の叫びとも聞く蝉しぐれ残夏のときを生きるは難し
11
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うすべに
すず風にちぎれる雲の影さやか 月が出番とあおく秋めく
10
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朔夜
シャガールが染めた青空眺めても私の藍とは混じり合わない
11
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蔓葵
ふみ見ればほのなつかしき古巣よりすだちぞ香る阿波の初風
13
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ながさき
透きとほる 秋の夜空の 山の端に 黄金色の 満月光る
14
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里香
あたたかき昔の灯りに蝋燭に幼心が微かにさわぐ
5
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青き銀椀
ガス灯し白湯沸かし待つ朝方の厨の窓の外の薄曇り
10
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KEN
行く時を 刻むごときの 雨垂れに 殘り羽湿る 燕の苫屋
12
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横井 信
夕焼けに染まる窓辺のふみ机 そっと聞こえたツクツクボウシ
11
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うすべに
きまぐれな夕立残す水たまり 避けて通ればふうりんの音
8
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水紫
濃青の晴れ間に映える朝顔の心潤す花びらの澪
5
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樟明子
兩腕で抱へし子ども歩き出すわたしも歩くわたしの道を
5
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江儀
いづこまで照るや月の輪雲さけて甍のうみの波をいだきぬ
4
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つばす
爽やかな秋風が吹くこの朝は 野分け便りも風に乗りをり
3
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山崎ふゆ彦
八月のお盆も過ぎて霊園のバスに乗るのは私ひとり
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