たけくらべのお気に入りの歌一覧
林林
閏の日 祖母の和裁の竹尺の尺寸分の目盛広くて
26
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まろ
長針が追ひ掛くるのは短針と誰が決めたの断りもなく
6
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けん
待たるるは 雪の関扉 ひらくとき 色染めてくれ 墨染が枝
3
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リクシアナ
如月の増せる一日猛吹雪 弥生の空の青さを願う
14
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河のほとり
陸ばかり梅は遊めど浦風の香れば波の花も咲きつつ
16
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朧月
ひとひらの梅の花びら髪に落ち春燻らせる朝に吹く風
20
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野々花
あたたかなあなたの声と指先が心のボタン優しく外す
23
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舞
葉が出たと水漬く切れ端ニンジンを妻の見せ来るさわらびの春
18
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野々花
あなたへと詠った歌が風に乗り梢過ぎれば春へと変わる
28
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桐生賄
閏年 四年に一度の 誕生花 蓬は食べる 野草で名高し
15
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夢月
なごり雪移ろい添えぬは我が心降るはみれんか春にためらい
11
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デラモルテ
佐保姫の袖にうつれる梅が香に白雪そへてもゆる野邊かな
14
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詠み人知らず
さなぎあり起こさぬように触れてみる蝶になるのは恐くないかと
14
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リクシアナ
歌詠みの踏み出し探す伴奏に集う言の葉なる踊り靴
19
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舶女チェルシー
襟足にソと冷ややかな剃刀が産毛と昨夜の乱心を削ぐ
10
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夢士
大山の裾野に入りて豆腐食む春近き日に白梅の香
24
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コーヤ
磯の香や山のにほひを肌に触れ遠望は春?桜満開
16
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麻
優しさになごりの雪もうちとけてさやかに見ゆる若菜なりけり
28
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紫草
嘘吐きは寂しかろうな手の甲を返す仕草のそのたおやかさ
22
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秋日好
水温む庭の小池の枯れ落ち葉掬えど見えぬ金魚の姿
16
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