灰色猫のお気に入りの歌一覧
-
只野ハル
遅くなってかきこんだ昼食が重いまま夕食の準備をする
14
もっと見る
-
たけくらべ
やはらかき乳白色の新雪を踏みしめ進む學び舎の道
12
もっと見る
-
あふひ＊・○・＊
鳥の聲車の走る音さへも銀世界へと消えて行きつつ
12
もっと見る
-
詠み人知らず
感傷と自己憐憫をひけらかし 分からない振り 自責の二文字
27
もっと見る
-
新座の迷い人
この里で 一度は見たい 天の川 環境変わり 見られぬかな
17
もっと見る
-
己利善慮鬼
今日の昼どこで食おうか悩みつつ電車に乗ればもう家に着く
4
もっと見る
-
野々花
墓石に僅かに残る雪を退け「寒いわね」って呟く一日
11
もっと見る
-
香月
夕月も翳ると知らず照らしゆく淡き紅も染まらざるなり
4
もっと見る
-
美津村
窓の光に室内なべて黒々といさぎよしげに写れる写真
6
もっと見る
-
美津村
自然主義写実主義など思えども今かかわりなし自分流たのし
7
もっと見る
-
コーヤ
物忘れ互いに多くなりし日々「あれ」「これ」で繋ぐ二人の会話
18
もっと見る
-
コーヤ
喜びをそっと集めて紡ぐうた心の中がほっこりなりて
13
もっと見る
-
洩矢転石
咲いた日を思って花をみたぼくと枯れてしまう日を思ってたきみ
9
もっと見る
-
洩矢転石
さよならと青い光を跳ね返すあまりに無責任な冬空
3
もっと見る
-
たゆむ
宵の口（雑炊）すする銀河では 星たち躍る何も知らずに
6
もっと見る
-
たゆむ
カンパネラギャラクシートレイン讀み耽る 大抵のこと後廻しだね
5
もっと見る
-
千映
夕飯は炊き込みご飯一丁上がり母の好物笑顔が見たい
12
もっと見る
-
あふひ＊・○・＊
暗闇の底ゆえ鮮やかに眩しく咲いた線香花火
7
もっと見る
-
舞
幾度めか時を重ねてともに老う区切りとなりし記念日のくる
15
もっと見る
-
秋日好
引っ越しに置いてきぼりの白ネコはうちの金魚を脅して困る
7
もっと見る
