へし切のお気に入りの歌一覧
紫草
二十日月しろじろ照らす水面なら舟を浮かべて君と歌わん
9
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恣翁
西日射し 家並の影のひたひたと 黒板塀を這ひ上がりけり
28
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遠井 海
八時五分独身寮前バス停にメガネ男子がずらりと並ぶ
11
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詠み人知らず
覚えてる使う場所なき銀の匙 どこで買ったか誰と買ったか
19
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由良
どんなに優れた消しゴム使ってもこの恋無かったことには出来ない
3
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由良
コツンと鳴るヒールの音を聞きつけて雲より出でし道照らす月
5
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由良
温かい腕の中なら真っ暗な孤独も一時忘れていられる
5
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詠み人知らず
川辺りに幻みたり亡き父の吾見つめ影ふみてゆきたり
9
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沙波るり
私より私の近くにいるあなた暗い水底かきこみ泳ぐ
4
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沙波るり
卑怯だと謗られたってかまわない君より早く終わりたいのさ
4
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横雲
秋深み涙の色の跡たえてうとき手枕いくよへぬらむ
7
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みなま
年若き従兄弟死すとの報を受け己の穢れの移りかと悔む
5
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芳立
企業など糞食らへだと巻き舌でROCKをさけぶメジャーレーベル
5
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更紗
ヤキモチもほどよく焼けば香ばしい それが大人の恋というもの
30
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みなま
空高くわたる雲にも行く先を尋ねたくなる道なき吾は
11
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辻千穂
干し竿にハイジのような下着揺れ芝草を刈る健やかな祖母
4
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南美帆
車窓より真白き富士のお出ましに驚き季節のうつろいを知る
5
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まがね
コンコンコンガラスを叩く小さい子誰を呼ぶでもなく笑ってる
4
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南美帆
私から誘いたくての酔っぱらい夜の公園手繋ぎせがむ
3
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まりこ
手品師のうさぎのように密やかにポケットのなか震える手紙
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