つゆくさのお気に入りの歌一覧
光源氏
ほろほろと乱れそめにし花つ妻あかとき月の後ろ姿に
12
もっと見る
速魚
失なってぽっかり空いた洞穴は歪んだ時の留まるところ
12
もっと見る
速魚
雪兎 溶けほどかれて南天の実の目の赤の残る妖しさ
15
もっと見る
速魚
呼ぶ風にふと振り向けば狂い咲く赤い躑躅の一輪の揺れ
12
もっと見る
舞
街角に老人は吹くハモニカで「夕焼け小焼け」聞く人無くも
15
もっと見る
月虹
休日の朝はゆるりと過ぎていき金子みすずを三頁読む
27
もっと見る
香月
朝ぼらけ伸びゆく陰のさやけさに今日のよろこび祈り手逢わせむ
6
もっと見る
香月
さやけくとかほり高来て君が横さにつらふ吾も弧悲し微笑みも
4
もっと見る
詠み人知らず
つまらないことで悩みし時がある 青いリンゴも紅くなるのに
11
もっと見る
秋日好
リズム感足りない私は歩きつつ指動かして音符を区切る
8
もっと見る
秋日好
霜来れば枯れ果つさだめ夏花の咲き続けるを愛しみ見守る
13
もっと見る
三日月
洗濯に布団干しに衣替え 一息つくと君からメール
3
もっと見る
三日月
失くしたと諦めていた指輪二本 手にした冬物バッグにキラリ
5
もっと見る
cherry
虫の音とおいしいだんごに子の笑顔月は見えねど感謝はつきぬ
7
もっと見る
美津村
赤き月碧き月今朝は白き月月かげ愉しみ新聞配る
7
もっと見る
美津村
配達の道に倒れむ終り方覚悟してゐるおそれてもゐる
6
もっと見る
美津村
月光にわが影わが乗るバイクの影バイクの荷台の新聞の影
5
もっと見る
美津村
高枝に熟れ柿三つ四つ残りゐて宇宙の底まで今朝晴れあがる
14
もっと見る
美津村
午前二時勤めに出づるわが音を目醒めぬふりして妻の知るらし
9
もっと見る
ながさき
秋晴れの 筑波の山に 霞立ち 紫の峰 天に聳ゆる
21
もっと見る
[1]
<<
32
|
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
|
41
|
42
>>
[140]