文麿のお気に入りの歌一覧
聴雨
移ろへる記憶たどりて歌ひろふ君の教へし花をしるべに
12
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みなま
再會は五十餘歳の彼のまま 婆のあたしに氣が附くかしら
11
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あまおう
「お子さんは、いるんですか?」と聞くきみは冥王星より外側のひと
33
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紫苑
すぎゆきの屍を吸うて咲く花を摘みにしままに編む三十首
12
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もなca
縦書きの文字美しい友からの手紙を何度も読みかえす夜
22
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詠み人知らず
首筋に無遠慮な陽のじりじりと 初夏の痛さに炭酸求む
26
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inosann
庭先で内儀は「しつこい」と言い放つかぐわしアメリカジャスミン香る
12
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胡桃
名を呼ばれ 振り返るとき目に映るわたしよ どうか愛らしくあれ
22
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律
いつの日か また笑える時が来ることを 知ってしまったことがかなしい
4
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律
ほんとうに 叶わぬ願いがあるなんて あたしはまだ知らない信じない
4
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のんぼう
ムギムギがなくなるほどに世の中は諸行無常ね あなたの愛も
7
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のんぼう
かすれても消えはしないと思うんだ ホント素敵な恋だったのよ
9
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まがね
三日月に乗せる祈りは少なくてこぼれて一つ流れ星になる
23
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inosann
進めても言葉が石地に落ちるよう見込めぬ時あり次回の実り
9
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あまおう
ときめきが紫外線よりキツいからきみの前には出られないのだ
18
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紫草
語らずもわかり合えたりするらしい「相棒」それを私は持たじ
17
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詠み人知らず
やわらかな季節はふわりたんぽぽの綿毛にのって遠く旅立つ
25
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偽嫁
重たげに両腕下げる白木蓮 目覚めのときはそこまできてる
5
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inosann
向かい合い二羽のツバメが梁の上 何やら交わす公衆トイレ
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律
永遠に 輝くものがらあるのなら あたしは生きていけるのに
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