灰色猫のお気に入りの歌一覧
只野ハル
雨が降るひとりの夜に雨が降るあの日のようにまた雨が降る
12
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野々花
夜の雨優しく降れば温かな風が涙を流してくれる
6
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みどり
この肌に触れた温もり愛しくて消えぬ間に瞳を閉じた
8
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月虹
雨音に包まれながら目を閉じる夢の中まで潤うように
30
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野々花
待つという夜の静寂に溶け込めば泣き笑いする私が滲む
8
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みどり
哀しけれ届かぬ唄を紡いではこの身を委ね舞い落ちてゆく
7
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七井
われのみぞ悲しとは思ひし若人が知らぬ年をぞ迎ふなりけり
5
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朧月
降る雨の窓辺にたてる音色には春のやさしき妖精のいて
13
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コーヤ
一輪の際立つ梅の微笑みは優しき母を思い出させて
23
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あふひ*・○・*
如月に本掛還りする方へ真朱が基調の衿巻択ぶ
15
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コーヤ
ひらひらと黄色の蝶の舞う群れに眺め見えるは黄胡蝶花
15
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守乃みさと.
声を出せ漢文を読め古文もだ現代文も読めば分かるさ!
17
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林林
おばあちゃん お供え分も作りますバレンタインチョコ家族に友に
17
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恣翁
遠雷の轟きに似て 地の響き 何処の峰や 雪崩れたるらむ
23
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林林
歯を抜いた 兄励まさんと はしゃいだら うるさがられて しょんぼり少女
13
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K子
分かってと君が言うので分かったと言えばいいことだけが分かった
7
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銀ねず
うたに託すほどなけれども春夜てふ居場所にあれば無粋めさるな
4
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赤俊雄
全身に春の気配がからみつくニイマルイチロクマルニイイチマサン
3
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夢士
春立ちて陽の暖かく群すずめチュンチュクチュンと井戸端会議
15
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詠み人知らず
寄る瀬なく月なき夜に猫と友 食を供にし微笑む逃げる
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