平 美盛のお気に入りの歌一覧
粕春大君
暑かはし咳すれどなほひとりなる半夏生ずる梅霖のころ
15
もっと見る
後藤郁弥
携帯の電波のようだ 浮き沈みしては最後に圏外になる
6
もっと見る
まるたまる
励まされ項垂れることの惨めさよされたものしか解らぬ痛み
15
もっと見る
芳立
ただびとのあはれみ常におとしめのこころより出づわれよ恥づべし
12
もっと見る
紫苑
鶏の腑に卵の並びよ母性なき吾に透明な管のまぼろし
13
もっと見る
紫水大夫
こぬかあめ緑葉の蔭にうごくもの 鴉寄り添ひ ひそやかに居る
9
もっと見る
恣翁
雲居より 闇照らしたる 月影に 浮かび上がれる 繋がれし船
36
もっと見る
さる
あらはるる夢かうつつか幻の愛でるをみなの白きうなじよ
12
もっと見る
芳立
君が代の長きいくさよアフリカの青に雄々しきやまともののふ
17
もっと見る
トーヤ
この道のさらに向こうが見たいならまず見るべきは己が足元
13
もっと見る
光源氏
落日に入りゆく女ぞ嵯峨の道慈悲をも隠し何をもとむるや
16
もっと見る
三沢左右
日に背き夜を愛で居れるその背中に日を受くる身を思はざりけり
18
もっと見る
光源氏
我が人生他力本願弥陀も無し生死大海さまよひし船
15
もっと見る
浅草大将
うたたねのつきの一夜を過ぐしては満たぬ侭にて有明の空
21
もっと見る
庭鳥
雲曇り予報に違い青空がこんにちはする六月終わり
8
もっと見る
薫智
まだ眠るつもりはないが墜ちていて疲労している予想以上に
16
もっと見る
紫苑
洗ひ髪かわかぬままに風雨うけ喉反らす吾にセイレンの棲む
12
もっと見る
沙羅
強すぎる日差しを浴びて夏枯れの草の匂いが息苦しくて
16
もっと見る
粕春大君
邪を払ふ諸刃の剣腰に帯び武と美を兼ねて立つ花菖蒲
24
もっと見る
螢子
映画見て泣けぬ自分に驚けりこの三年に涙涸れはて
8
もっと見る
[1]
<<
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
|
41
>>
[65]