名鈴のお気に入りの歌一覧
恣翁
暮れやすき陽の 力なく薄れゆき 後の彼岸や うそ寒かりし
16
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おじい
滲みたる 墨に烟れる 廣重の 摺り損ねたる けふの月はも
11
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おじい
細りゆく 未来の為に 伏せ置きし ジョウカー一枚 手札に戻す
7
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KEN
微かなる もみぢの葉音 便るかな 安逹太良の風 つくよみに透け
12
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灰色猫
ひっそりと月の小舟が沈んでる海へ乗り出す探査機かぐや
9
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灰色猫
きれいだと君が言ってた名月がやさしげなのは君のおかげだ
8
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横井 信
まっすぐに背筋を伸ばし踏み出せば秋の深まる10月の空
9
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うすべに
澄みきった光を宿す朝露に ますます深く稲穂のおじぎ
5
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里香
ひとしきり泣き濡れ月のあらわれてお餅ほおばる今宵名月
8
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稲千代
探らねど目に入り来たる望月の下の水面に浮きたる影は
10
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トウジさん
中秋の名月見入るとば口に清し気あり思ひなぐさむ
7
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樟明子
小學生男子のやうに絡まりて蝙蝠の飛ぶ滿月の夜
7
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秋日好
秋風に復活見せるもみじ葉に告げねばならぬ背は戻らぬと
12
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滝川昌之
給湯を点けずに済ます洗顔もあと数日と撫でる剃り跡
16
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ななかまど
いわし雲すずめおどしと秋あかね里の田んぼの秋物語
13
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舞
大雪に初雪降ると生き残る蝶へ告げるか北国の秋
5
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おじい
亡靈の 一夜は明かり 氣怠るかり 貝の樣なる 沈默にゐる
9
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おじい
紗の如き 風をまとゐて 枕邊に 立つもすがしき 秋の亡靈
11
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灰色猫
愛のない国に生まれてしまってもきっとあなたを月は見ている
12
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灰色猫
月ばかり見つめていたら君ばかり浮かんできたよまた会いたいよ
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