灰色猫のお気に入りの歌一覧
睦月くらげ
はるはると二回唱えて春を待つ遥か彼方のチハルのために
5
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庭鳥
オークラに四時間かけて送ったと五年すぎても語るハイヤー
6
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沙久
着信も折り返しもない番号はコール音だけ天は遠くて
6
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詠み人知らず
吾求む人いなければ生きる意味無いと知りたる空っぽの家
23
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紫草
理屈より先に反応してしまうわたしを捉える真っ赤な林檎
9
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詠み人知らず
人の世の哀しみに触れ立つ瀬なく 君にかけたし「どうか自愛を」
10
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詠み人知らず
特別に怒りっぽくてバカな俺。 許してますよ「お疲れ」言えたし
2
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詠み人知らず
空が泣き雨になるなら雪はなに? 問われて困り 自分で決めろ
16
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松本直哉
みづからを欺くことに飽きはてて退職の朝沈丁香る
8
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たかなしゆり
縫い付けた傷口にまだ触れられずいやに静かな五年目の朝
19
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舞
何時の日か看取り看取られいずれかの終いの戦友妻の背に触れ
20
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リクシアナ
アラームの讃美歌の音を終りまで聴く捧ぐ祈りに調べさやかな
16
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詠み人知らず
語らえぬ偲ぶ方へと想い馳せ よりよい道を清く往かねば
8
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詠み人知らず
喉元を過ぎた今でも胃のなかに 消化できない してはいけない
11
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詠み人知らず
服装やお辞儀の角度は揃えても中身の奇抜さ求められてる
8
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猫の尾
体裁も 春に詠えば 花水木 氷雨も融けて なほ寒き夜
6
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千映
食器棚皿が飛び出し突き刺さる残りし疵があの日を知ってる
13
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只野ハル
殺処分から救われて去勢避妊処理をされ外に行けぬ猫
8
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只野ハル
できることできぬ我でも思い馳す日常を奪われし人々
7
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只野ハル
あの日から進める人は進み行く留まる人の思いを思う
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