三沢左右のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
冷風に逆らい散るがさみどりの盾も美し彼岸花かな
6
もっと見る
若楓
その昔何を思って歩み来た変わらぬ川面浅川の空
7
もっと見る
浅草大将
目覚めよと鳴らす喇叭の調ぶるも声ぞ常盤にふらんすの歌
10
もっと見る
大獏
剥き出しの本質のみが霊ならば怖さ醜さ生きるも同じ
5
もっと見る
ケンイチ
路地裏の轍に落ちた涙など拾って空にいつかは虹を
13
もっと見る
ケンイチ
オリーブを揺らしていつか吹く風になれ僕たちの夏ひとかけら
10
もっと見る
聴雨
嘘でいい今宵かぎりの恋歌を私に宛てて詠んでください
15
もっと見る
白亜
ほてりゆく身をゆるるかに静めむと胸に満たすは秋雨の香
14
もっと見る
白亜
夕影は雲を緋色に染めあげて けふの惑ひを燃やしゆくめり
9
もっと見る
ライテウ
そうやって奥歯を舐めて このすこし昏い部屋にて終わりを待つよ
4
もっと見る
たんぽぽすずめ。
触れたれば金の輪を持つ黒き目の鸚哥見つめし冴ゆる朝かな
13
もっと見る
卯月
未来とか語れる今が楽しくて僕らは世界の中心だった
8
もっと見る
ケンイチ
朝もやの裏路地に行き互ひたる娼婦の影を後ろに追へば
12
もっと見る
聴雨
風いろに君を思ほゆ月影にまして偲ばゆひとり寝のまど
14
もっと見る
四季野 遊
はやにえを何処の枝に刺し殺す百舌鳥になりたし君を狙いて
10
もっと見る
ほたる
「悪巧み」と思う時点でもうすでに悪くはないと企んでいる
8
もっと見る
紫乃
ファミレスで恋愛と愚痴吐いたなら時を忘れて少女に戻る
7
もっと見る
たんぽぽすずめ。
ウイスキーを空けるペースが早すぎと言い出しそうにレジ打つあの娘
16
もっと見る
光源氏
あでやかな柳の腰に頬被り夢にいざなふ路地の三味線
13
もっと見る
七色コイン
あの世行き親父と会って酌み交わす肴じゃこ天、宇和島の味
14
もっと見る
[1]
<<
30
|
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
>>
[690]