時計台のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
講堂の最後の列へ並び行く君の背中は凛としている
15
もっと見る
へし切
千年の願いは 人の平らかに 奈良の古刹に灯す篝火
10
もっと見る
ななかまど
迫り来るキャタビラの音に耳とざす古都のキエフに春遠からじ
10
もっと見る
茂作
佛の座咲ゐた紫色小さくて 摘むを躊躇ふ春の畑道
13
もっと見る
KEN
鶫蹈む 音の幽けき 枯れ野かも 春日溜りに 旅の支度の
8
もっと見る
滝川昌之
鳥影は有隣堂の袋色どんな歌集を詰めているやら
10
もっと見る
灰色猫
お小遣いぶっこんどくから頑張ってエンバシーオブウクライナ様へ
10
もっと見る
ななかまど
気づかずに脛傷つけてまた一つ見つけておれば脛愛しくて
8
もっと見る
御宿川蝉
東歐の沃土に コクリコの花咲くか 雪原に殘る キャタピラの跡
16
もっと見る
桜田 武
ロシア上空に冷酷な鬼が棲む異見を封じ牙より血流し
7
もっと見る
桜田 武
最後の空白埋めゆく五年日誌小川見る如く想う次五年
4
もっと見る
桜田 武
札幌の空は広く青く温かいだって子や孫が住んでいるから
7
もっと見る
茂作
春の陽に香のまさりける梅の花 主を呼びて初音促せ
12
もっと見る
へし切
この世をば我が世とぞ思ふ 為政者の見るは果敢無き 春の夜の夢
8
もっと見る
滝川昌之
武勇伝 聞かせましょうかと春の猫 肉球舐めつつ細い眼ほそめ
10
もっと見る
ななかまど
春の香と冬のなごりが同居する日向の小春芽を出す土筆
11
もっと見る
へし切
核兵器 笠に侵略せし国に 効くか非暴力 経済の核
9
もっと見る
茂作
春の蟲動き始める荒れ畑の 土を起こせと囃す鳥たち
13
もっと見る
ながさき
何事か よからぬことを 企んだ こころは浮かぶ 一寸の眼に
7
もっと見る
滝川昌之
凛とした稜線が消え霞み出す冠雪名残る丹沢の峰
14
もっと見る
[1]
<<
30
|
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
>>
[45]